簡易的に床のギシギシを軽減し、ストレスがなくなる修理を行った事例を紹介しております。
比良建材店では、日置市・鹿児島市を中心に小さなリフォームを行っています。
小さな段差など、気にならなかった部分も、年を重ねると気になりだすものです。
そんな小さなお困り事を、地元の熟練職人と建材店が力を合わせて、お客様が
快適に暮らせるよう解決していきます。お悩みはもちろん、憧れの家に近づけたい
という素敵な夢のご相談も大歓迎です。
創業52年の比良建材店ですが、今までに様々な小さなお困りごとでご相談に
きてくださったお客様が多くいらっしゃいます。
その中から、どんなお困りごとがあったのか紹介していきます。
日中あまり気にならなかったそうなのですが、夜中にトイレ等に行く時に周りが静かでギシギシと音が響くので
それから余計に気になるようになり、簡易的でもどうにかできないかとご相談いただきました。
床鳴りは何回か経験しましたが、時にびっくりするくらい大きな音が鳴る時があります。
お客様も夜中も気を使われて家の中を歩いておられることは気付かないうちに
小さなストレスとなっているかと思います。
床がギシギシするのを何とか軽減してあげて、ストレスがなくなるお手伝いをしたいと
思いました。
お悩みの箇所が一体どこなのか、どういう状況なのか詳しく見た上で、最適なご提案をさせていただいております。
実際に確認することで、根本的な原因を発見することができますので一度で解決し、繰り返し故障・修理することもなくなります。
床がギシギシするのは何となく傷んでいるからなのかなと思っていたのですが
実際は何が原因でギシギシしているんですか?
床板の継手には大体実加工(サネカコウ)がされており、その部分が歩く度にしなり、板同士が擦れていることが原因でギシギシしています。敷居と床板との接地部分も同じ状況で擦れて音が出ます。
床のきしみで最も多い原因で、木材の縮小や膨張が原因で板の接合部に隙間が生じて、歩く度に擦れて音が出てしまうのです。
そうなんですね。うちも結構年数経っているんですけど、やっぱり古い家だからなるんでしょうか?
いえ、古い家だからなるわけでもありませんよ。
木材で床を作ることが多いと思いますが、木材は室内外の湿気を吸収して縮小して自然に音がでるようになるんです。問題がないだろうと思われる新築は、建材が新しいため湿度や温度によって伸縮を繰り返すので床がギシギシすることがあります。
古い家だからなるわけではないんですね!環境によって左右されているとは思いませんでした。
原因が知れただけでもなんか少し心が軽くなりました。
そうなんです。なので、湿気対策とかするのが効果的ですよ。
心が少し軽くなったと言っていただけただけでも大変嬉しいです。
今回ギシギシしているのは一部分なんですけど、それでも床の張り替えになるんですか?
費用も抑えたくて、できるのであれば簡易な方法とかもあるのでしょうか・・・?
改善方法は2通りあって、それぞれメリット・デメリットがあります。
簡易的のほうがいいとのことでしたが、ひとまず2通りの方法をご紹介しますね。
床の張り替えでは、下地を強化することで床のギシギシを改善します。
根太を増やして床板の歪みをなくしたり、根太と床板の間に合板を貼り、床面の強度を高める捨て貼り工法があります。捨て貼り工法は合板の分床板が少し高くなりますので、周りに支障が出ない場合に限ります。そして、ネダボンドを使用することでさらに効果的です。
コストはかかってしまうのですが、床のギシギシを完全になくしたい方は床の張替えをおすすめします。
木材が縮小して床板の接合部に隙間が生じたため床がギシギシ
なっているので、その隙間を埋めるためにボンドを注入して
軽減していきます。
ボンドで隙間を埋めるだけなので全てのきしみが解消されるとは
限りませんが、低コストで簡易的なので手軽にできます。
丁寧に説明してくださり、ありがとうございます。
そうですね・・・完全に直したい気持ちはあるのですが、やはり簡易的な方法でコストを抑えて
様子を見たいと思います。
かしこまりました。
では、簡易的にボンドを注入して隙間を埋める方法で軽減するよう作業させていただきますね。
はい、そしてその後まだ気になるようでしたらご相談させていただきます。
今回の簡易的な方法ですと、大体工事期間はどれくらいかかるのでしょうか?
広さにも寄りますが、貼り替えの場合、概ね4~5日ですが今回はボンド注入なので
1時間ほどで終わるかともいます。
作業途中日であっても お客様が歩くのに支障の無いように考慮してその日の作業を終えます。
わかりました。ありがとうございます。では、よろしくお願い致します。
こちらこそよろしくお願いします。では、リフォームに取り掛かりますね。
まずはどの部分がギシギシなっているのかを場所を突き止める必要があります。
お客様からここらへんが鳴ると伺った部分、歩く場所を重点的に歩いてみて
床鳴りが強い場所を探っていきます。そして、そこに印をつけていきます。
床がギシギシする場所の継手部分にボンドを
注入するために錐(きり)で約2mmくらいの小さな穴をあけます。その穴から接着強度の高い2液性のボンド「エポキシ樹脂ボンド」を注入していき、
鳴る箇所全部にボンドを注入して、どんどん隙間を埋めていきます。
今回使用したのは「エポキシ樹脂ボンド」で、主剤と硬化剤に分かれていて等量を混ぜて使用することで硬化します。
市販の接着剤の中でもっとも硬く、耐熱性、耐水性、接着性に優れており
耐用年数は1液性と比べて約3年長いことがメリットです。また、様々な場所に使用でき、加熱しなくても室温で硬化するため室内の補修には使い勝手が良いです。
全ての穴にボンドを注入し終えたら、最後に穴を補修していきます。
2mmといってもやはり気になってしまうので綺麗に補修して穴を開けた
部分が目立たないように丁寧にしていきます。
(他にも何かあれば追加)
見た目の変化はないものの補修前に比べると、大幅に床のギシギシが改善されました。
床の張り替えと比べると長くは持ちませんが、湿気対策などしていくことでも耐用年数を削ることなく
ギシギシならない状態を維持できます。
ボンドで接着する方法でも長持ちさせる方法はございます。
日常で出来る対策をして、長く効果的に安心して暮らせるおうちを保ちましょう。
床を解体せずに、表面から床鳴り・浮き補修ができるので大変便利で、計量不要の小容量個装ラミパックで
手を汚さずに混ぜることが可能です。
スキ間への注入も、専用注入器により簡単に行えて、硬化後の体積収縮が少なく、また耐水性にも優れています。
たしかに床の張り替えのほうが音もなくなり、効果的だと思いましたが費用をかけたくなかったので
今回は簡易的な方法にしました。それでも、大きな音は軽減されたので個人的には良かったと思っています。
あとは対策などもしながらどれくらいの期間硬化が持続するのか確認したいと思います。
今回はやってみないと分からない部分がありましたが、Uさんには喜んでいただけて
よかったです。個人的には、床のギシギシがまったくなくなったわけではなく
「軽減された」のでスッキリはしませんでしたが・・・
経過を見るとのことだったのでまたご連絡があった際にはご対応させてください。
- ・作業代 ・・・ 3,000円
- ・材料代 ・・・ 1,250円
- ・床鳴り箇所確認
- ・穴あけ
- ・ボンド注入
比良建材店がするリフォームは、地元の職人さんなしでは絶対できないことです。30年以上の長い付き合いの地元の職人さん達は、
信頼のおける心優しい職人さんばかりです。そんな職人さん達と二人三脚でお互いの持ち味を活かしながら、お客様のお困り事を
解決していきます。リフォームすることでご自分のお家をさらに好きになっていただけたらと思い、私達も職人さん達も、
お客様のことを第一に考えたご提案をしております。
お家のことで何かお困り事や、ちょっと部屋を変えたいなと思いましたら、お気軽にご相談ください。